たふたふと探題ふ
旅をしたい
100円ショップで貯金箱を買った日の出来事 
「散歩のとき何か食べたくなって」という池波正太郎さんのエッセイがある。
これは至言で、確かに散歩をすると何かを食べたくなるのだ。
きっとそれは生理学的な理由、ならば散歩をしなくても何か食べたくなるだろう。
珍しい、桜島が見えた、最近はPM2.5、微小粒子状物質の煙幕に隠れていることがほとんど。
久しぶりに見たがやはり爆発してた、このごろは脇から噴煙が上がることが多いらしい。
これは通勤に使っているヘリからの写真。
ある日、僕は「あの脇からの綿みたいなモヤモヤは何かね」と運転手に尋ねたのだ。
脇っちょからの噴煙は昭和火口ですよ、と彼が教えてくれた、物知りな奴だ。
こういうやり取りもあって僕はまた賢くなってしまった、それはそうと腹が減った。
久しぶりにチャイナバル、まずは生ビールを飲む。
以前に来た時は堂々たる体躯の料理長が居られたが今日はいなかった。
加えて、昼間にも夜の料理も頼めたが、そういう雰囲気ではなくなっていた。
ランチセットを注文した、それのスープとサラダ、なんか胸騒ぎがする二品。
最初の思惑と違う、思い通りにならない、すると変化をしていくもの…
メインの野菜炒め、やはり庶民的な、大衆的な味付けになっていた。
春巻きはもっと大衆的、惣菜のような味付け。
なぜか頼んだ花巻が一番良かった、このせいでごはんを残したが…
ごちそうさま。
急にデザートを食べたくなった、コーヒーも飲みたい。
甘いものが食べられそうな店があったから入ることに。
久方ぶりに入り、ショーケースをみたらケーキの種類が驚くほど少なくなってる。
ケーキも田舎っぽくなって、パティシエの心が折れたのか、と思うほど。
僕らは貴賓室に通され、ここでケーキを食べることになった。
まずは珈琲が出される、申し訳ない。
華族にだけ出されるという、お通し、冷たいフォンダンショコラって感じ。
昔にここで食べたことがあるようなケーキ。
カスタードクリームをビスキュイ、ではなく、もっと和風な生地で挟んだもの。
苺がデカかった。
これも昔にここで食べたことがあるようなケーキ。
名はクラリネだったか、上にアーモンドが乗っているのでナッツィーなケーキだろう。
さっきのと同じく和風な生地でサンドしたケーキ。
挟んであるのはアーモンドムース、ビスキュイ・ショコラ、ナッツを刻み入れたムース。
切断面が悲惨になってしまった。
散歩のとき急にアルコールが飲みたくなって…
頑張って、チャイナバル ワン(CHINA BAR ONE)
鹿児島市松原町11-20
頑張れ、パティスリー・ライムライト(PATISSERIE LIMELIGHT)
鹿児島市紫原4-2-16