たふたふと探題ふ
旅をしたい
ほたる醸造 
塩麹ブームというのがあった、いわゆる塩麹の時代。
美容健康痩身に良いとラーメン、シャンプー、薬…、なんでもかんでも塩麹。
正露丸を飲まないで塩麹を飲む人間まで出てくる始末。
だっこちゃん、ウーパールーパー、塩麹、これがその時代の三種の神器だった…
僕らは醸造所を見つけた、ほたる味噌だ、こういう発見があるから散歩は止められない。
ちょうど麹を切らしてたしな、よし、入っちゃおう。
それに屋号のほたる、この意味も気になる、蛍のメタファーには・・・
では、行ってきます。
残念、休み、定休日だった、なんという運の悪さだ、僕らは神を呪った。
そこにお店の方が走って来られたのだ、開けてくださるというのか、僕らは神に祈った。
お休みの日に開けてくださり、大変申し訳ございません。
どうか麹を売ってくださいまし、と僕ら。
無農薬米の麹と標準農法米の麹がありますけど、とご主人。
やはり蛍は自然、安全、無農薬の隠喩であったか、じゃ、無農薬麹で。
原料のお米も作ってます、とご主人、それはすごい。。
あと醤油もあった、自家製醤油だ、これもすごい、と買うことに。
鹿児島にはたくさんの醸造屋があるけどね。
醤油を造られているのは極めて珍しいこと、鹿児島ではうちだけ、とご主人。
鹿児島の醤油屋は、買ってきた生揚げ醤油に糖やアミノ酸や保存料を混ぜる、調合屋。
ここは本物の醤油を買える、鹿児島で唯一の醸造所、すばらしいお店に出会った。
帰りにほたる醸造で売っていた、無農薬野菜も買う、なんでもかんでも100円なの。
ほたる醸造さんは味噌も自慢らしい、今度はそれを買うことにしよう、決めた。
ほたる醸造
鹿児島市東俣町1372番地